旧市街 ラグーサ・イブラ
ラグーサはシチリア島の南東部に位置する町で、酪農や農業が盛んな地域です。
そのほぼ中心に位置する町ラグーサ。
多くのシチリア東部の街並みに共通するのがバロック様式ですが、ラグーサも17世紀に大きな地震の被害にあったため、その時に建て替えられた建築が今日にも多く残っています。
特に、旧市街地であるラグーサ・イブラは、その後、多くの住民が新市街地へと移住をしたために、ほぼ当時の姿を今日まで留めています。なんといっても一番の見どころはドゥオーモ・ディ・サンジョルジョです。シチリアバロックの傑作で、複雑さの中にも優雅さを兼ね備えています。今日では、その街並みはUNESCOの世界遺産に登録されており、旧市街地内は治安も比較的良いので、その美しい街並みをゆっくりと散歩するのもお勧めです。
